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文字のデザイン→表札の揮毫

既成書体って分かりますか?文字通りの既成品・・・一般に販売もされ、パソコン買っただけで結構な数の既成書体が自由に使えます。世の中の文字の大半が既成書体で出来ていると言っても言い過ぎではありません。でも独自性は乏しい。オリジナルと銘打ちながら、商品化するものにもよくあるのです。妙にそっくりな書体をよそで見た事ありませんか?
 
パソコンの活字では決して作り出せない雰囲気や勢い、流れなど。使える用途は考えるだけでも楽しいものです。
例えば表札・・・住まいの顔、ともいえる大切なアイテムですから、訪れた方に印象付けられることを心がけています。
例えばポスターの題字・・・その内容が伝わるような雰囲気が醸し出せることを最上と心がけています。
例えば名刺・・・小さなアイテムですが、直接手渡しするのでデザインは決して侮れません。
 
ご要望をお聞きしてからの、言わば〝オーダーメイド〟の文字をデザインいたします。

 

榊原  敦史さま 半田市

ご新築に伴い、表札を作られました。​我が家の表札をご覧になり、気に入って頂けたのですが、〝榊原〟さまというお名前は半田界隈とっても多いんです。ですから普通に筆書きで書くだけじゃつまらない、と考えました。いろいろ試した結果、筆は使わず図形で​にぎやかなご家族四人、そしてワンちゃん・・・楽しそうなご家庭を可読性ぎりぎりに削ぎ落して表現しました。

時々、お伺いするのですが見る度に新鮮に見えるのは、ごく正直な感想です。

 

榊原 充久さま 半田市

ご新築に伴い、表札を作られました。​

でも上の事例と一緒の名字。これたまたまの偶然なんです。どうしよう?と思いました。いろいろお世話になっており、一緒にお酒を呑んだこともあったので、その柔らかな物腰や優しいその雰囲気のお人柄を手描きのフォルムで表しました。やがてデザインが決まり、どんな表現にしようか迷われたときに、ガラスという素材をご提案申し上げました。南知多のグラスバレーという工房を友人が開いており、さらに友人から、ガラスを円形にくりぬき、異なる内径を重ねてゆくことで奥行感が生まれるという手法を頂けました。二ツのデザインが融合し、大きな満足を得られた事例です。

 

紀藤  健一

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この題字を描いたのはいつなのか、はっきり思い出せません。もう20年以上の昔、タイポグラフィーという科目を専門学校で専攻していた頃〝檀 琢哉〟さんというデザイナーを知りました、〝動書〟という前衛的な文字を確立、日本航空のレストラン「弁慶」が有名です。その方の揮毫に触発され、勢いだけで書きました。

やがて結婚し、家も建てられ、これを表札にしたのはごく自然でした。可読性よりは〝雰囲気〟で読ませるデザイン・・・個性だけの書き殴りですが、気に入って頂けた方々に、ご依頼を頂戴しています。

蝶々の会

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蝶の紋・・・この意匠は、旧常滑瀬木地区厄歳の一体感を増し、盛り上げるために平成25 年度厄歳女子のシンボルマークとして創りました。〝蝶〟の字のつくりに〝世〟と〟木〟がある点に着目。瀬木字の会名、そして厄歳女子の会名としてもふさわしい。様々なアレンジで多様に変化できるので末永く愛されて欲しいと願います。

松崎さん
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